瑠璃

                                                       瑠璃の海・るりの空 第3章

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子供たちに伝えたい・・・

瑠璃(るり)の海・るりの空


第3章



いい加減(かげん)とか

ほどほどって大事なこと。



精一杯(せいいっぱい)努力するときもあっていいけど、

ぷつんと切れてしまうような無理はいらないですよ。



ほどほどにしておかないと、

周りが見えなくなることがあるから。



いい加減でやめておかないと、

努力したくてもできない弱い立場の人を

思いやる気持ちをなくすことがあるから。



一生懸命やっているとき、

ちょっと外に目をやりましょう。



もう木の芽が吹き出ているかもしれませんよ。


お月様が優しい光を投げかけているかもしれませんよ。



お茶をいかが。







「花の妖精」
by さとう瑠璃 2003年

あなたへ



疲れたらおやすみなさい

この腕の中で



悲しかったらお泣きなさい

この肩にもたれて



翼(つばさ)疲れた鳥たちが

海に浮かび羽根を休めるようにように

あなたも海にたゆとうてまどろんでください




外は雪

あなたのために

温かいお布団を敷きましょうか

それとも肩でも、もみましょうか





「外は雪」
by さとう瑠璃
1992年









プロセス(過程=何かをやるそれぞれの段階、途中のこと)が

楽しめないと疲れますね。

結果ばかり重視すると、

この一瞬、一瞬を味わうことができません。



たとえば、

赤ちゃんみたいな豆粒が、

飛び出してくるのってかわいいね、などと

笑いながらえんどう豆を取り出す時間の愉快さ。



すでに皮から取り出した豆だけを

パック詰めにしたものを買ってきたのでは、

えんどう豆の皮から豆を取り出す楽しさを

味わうことはできません。



目的地にあっという間に着く飛行機の旅では、

ゆっくりと電車やバスで行く旅の面白さは味わえません。



テストの結果ばかり気にする親には、

勉強している過程での

子供の喜び、悩みが見えません。



近頃、さっとできて

結果や見栄えのいいものが

受けますよね。



プロセスを楽しむゆとりをなくして、

結果ばかり急ぐあまり、

かえって疲れている私たち。